伝統に育まれた美しい音色の和楽器を、一つひとつ大切にご案内いたします。
和楽器と聞くと、何が思い浮かびますでしょうか?
和太鼓や三味線、琴などであれば、誰もが一度は触れた経験があるかと思いますが、それだけではございません。
千二百年以上の昔から、姿を変えずに演奏されている宮廷音楽"雅楽(ががく)"
をはじめ、庶民芸能、猿楽(さるがく)から生まれた能楽。徳川時代に華開く歌舞伎。
これらの日本の伝統芸能の場において、じつに多種多様な和楽器が重要な役割を果たしています。姿・形は知らなくとも、その"響き"は私たちの記憶に深く
刻み込まれています。
これらの日本の伝統楽器は、その芸能と同じく、遥か昔から、姿、製作方法を殆ど変えることなく、連綿と引き継がれています。
その世界を少し覗いてみませんか?
知れば知るほどに、和楽器の世界は豊潤かつ躍動感に満ち溢れていることに驚かされるはずです。